静岡市清水区草薙から信頼される酒販店を目指し続けます。

054-345-1321

営業時間/AM10:00~PM9:00 休業日/毎週火曜日、第二月曜日

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ABOUT Liberty


長澤一廣さんは、静岡市清水区にある酒屋の店主(先代)です。
長澤さんのお店「リバティ」は、店内はもちろん、地下の貯蔵庫、1・2階の倉庫すべてに紫外線カットの美術館専用証明を使用し、品質管理に万全を期しています。ビールは麦芽100%のものが中心。
国産ウィスキー、国産ブランディ、マス・プロ清酒、いいちこ、紙パック酒、PET入焼酎。国産発泡酒、缶チューハイは取り扱わず、自動販売機も置いていません。

店内の商品説明にも長澤さんのこだわりが見えてきます。
原料はもちろん、味やにおいにもかなりうるさい店主です。業界新聞などでも酒町香多のペンネームで数多くの投稿もしています。
かれこれ7、8年のおつきあいになります。清水におもしろい酒屋があるという話を聞き、連絡したのが始まりです。わたし自身も、「ホンモノの酒 ニセモノの酒」を当時編集していた週刊誌で企画して以来、長澤さんが毎月お客さんに配布している『酒販雑感』やチラシを楽しみにして、酒の選び方や嗜み方をいろいろと教えてもらっています。
徹底してこだわった酒の販売をしてきた長澤さんは、日本の酒をとりまく現状を嘆き、そして怒っています。「闘う酒屋」とわたしは言っています。

長澤さんは1,944年、7人兄弟の男の末っ子として清水の酒屋に生まれました。戦後の娯楽がない時代、地元最大の顧客は海水浴場の「海の家組合」でした。そこでの卸価格の決定は入札。ところが、実際の入札はまったく形式的なもので、裏で酒販組合が事前に談合して価格を決め、その利益は納入業者間に配分されていたのです。その「談合の急先鋒」が彼の父だったそうです。
「オヤジは消費者に対する背信行為を公然とやっている」
自分がそこで育っているのが嫌になって家を出て、10年ほど勤めを転々として過ごしました。
その後、地元に戻って父とは別の地域で酒屋を始めることになります。1970年頃、マス・プロ品を山積みして安売りを始めたのです。それは中部4県初の酒のディスカウンターでした。そして、「談合には加わらない」と地元酒販組合にも宣言。しかし、根強い談合の歴史に染められた地元業者と、さらに問屋と税務署が一体となって商品にロープを巻いて販売できないようにしたり、営業停止処分までかけられたこともありました。
ところが、営業ができなくなると勉強する時間が生まれました。時代は第一次オイルショック。アルコールの大量販売をしている自分に「こんなことをしていていいのだろうか」と疑問に思っていたところでした。そして醸造学に詳しい元醸造試験場鑑定官との出会いがあり、さらにホンモノの酒の見方や考え方を学び、「このままではいけない」と気づきます。

それを契機に営業方針を180度変え、品質にこだわることを決意。顧客にはこれまで自分がやってきた品質軽視の販売手法についての詫び状を添え、4回ほどダイレクトメールを送付し理解を求めたものの、残った顧客は1割だけ。売上も激減。それまでは安ければ売れた酒も今度は「要説明」商品ばかり。品質を訴えるには手間がかかるし、理解してくれる顧客も限られる。しかし、筋を通し続け、店舗名も既存の酒販組合のしがらみにとらわれず、「自由にやる」という意味を込めて、「Liberty(リバティ)」としました。長澤さんの「物の見方考え方の原点」となっているのは、15歳と17歳のときに読んだアメリカの経済学者ヴァンスパッカード著『隠れた説得者』と『浪費を作り出す人々』です。
2000年には「ビア・クォリティ検定士」の資格を取得しています。この資格は、NPO「ドイツ農畜産業協会」から認定された「主任DLG検定士」が講師を行うセミナーと試験を受け、同協会と同一レベルの官能検査能力があると認められた人に与えられるものです。(日本ビール協会が運営)。ドイツ国内でも50名しかいません。日本では42名(2004年3月)。日本の酒屋経営者としては第一号の取得となりました。

世の中、見わたせば、まだまだこまった商品だらけ。おかしなものが流行ればおかしな社会に、すてきなものが流行ればすてきな社会になっていきます。
皆さまがすてきな酒と出会いますように!
いいお酒を飲みたいですね。

著書:『この酒が飲みたい』(2004年11月5日初版)
著者:長澤一廣(リバティ先代) ・ ライター 山中登志子

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  • リバティのホームページをご覧いただきありがとうございます。
    リバティでは、 店主が選んだ日本はもとより世界中から厳選した良質で美味しい商品を数多く取りそろえております。本物の本場の文化に敬意を表し、 一人でも多くの方に良質なお酒と出会ってもらえるよう、お手伝いをしたいと思っています。
        今後ともよろしくお願い申し上げます。

    リバティ 長澤 亘

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  •  当店では、店内はもとより地下貯蔵庫、一・二階倉庫のすべてに美術館専用照明を使用、空調設備も完備し品質管理にも万全を期しています。
    また全従業員が非喫煙者です。そのため味が解り、香りも匂いも適切な判断ができます。

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